今日のSINoALICE(シノアリス)はどうかな?
私は昔、君に助けてもらった。
だから今も僕にとって特別な存在だ。
決して恵まれていないはずなのに君はいつも笑顔だった。
「皆、子供のまま死んじゃった。
だから僕は大人になるまで生きてみたい。」
夢を叶えてあげたくて、食べ物をあげた。
でも、毎日あげることはできない。
一人でも生きられるように狩りを教えた。
でも、殺したくないらしい。
仲直りがしたくて手品を見せた。
君は笑ってくれた。
彼はどんどん衰弱している。
最近ここには食べられるものが運ばれなくなったらしい。
ちゃんと食べ物を自分で見つけなきゃ。
でも、彼は嫌だの一点張り。
彼は明日にでも死んでしまうだろう。
せめては最後にもっておきの手品を見せてあげたい。
「大人になるってこういう事だったんだね。」
最後の手品は、私たちに永遠の別れと暖かな気持ちをもたらした。
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