今日のSINoALICE(シノアリス)はどうかな?
俺とフィアは、王都から離れた小さな農村で、いつも一緒だった。
いずれは二人でこの小さな村を救うのだと思っていた。
だが、自分とフィアの間にある大きな差に気付いてしまった。
「国に巣食う全ての貧困をなくしたい。その過程でこの村も豊かになる。」
フィアの夢を聞くまで、この狭い場所でさえも、一番になれない自分のことを恥じていた。
アイツが俺の前にいるうちは一番になれない。そう感覚で悟った瞬間だった。
いつも俺の前を歩いていた。
いつもアイツの周りには人が集まっていた。
誰もがアイツを好きだった。俺自身も・・・
でも、もう追いかける事すら難しくなってしまった。
もう、疲れてしまった・・・
そんなアイツと久しぶりに再会したとき、珍しくフィアは俺に頼み事をしてきた。
かつて共に平和な世界を望んだ親友の頼み事とあれば承諾しないわけにはいかなかった。
「俺にもしものことがあったら、その時はお前に任せた」
それがアイツと交わす最後の言葉となった・・・
結局俺はアイツを裏切った。
アイツが民を守るために立てた計画を教団に売ってしまった。
でも、ようやくアイツの上に行くことができた。
称号:四百階層突破をゲット!
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