今日のSINoALICE(シノアリス)はどうかな?
「足りない!」
「部品が足りない!」
「そしてお金もなーい!」
ぎゃあぎゃあと騒ぐ眼鏡の女性。
その研究室のがある古ぼけたビルの下を、1人の少女が歩いていた。
「今度は殺し街があるといいなあ」
ターゲットの写真を見ながらナイフを持った少女は笑う。
それは7日前の出来事だった。
お金がないなら盗りに行こう。
ここはなんでもありの街。
殺し屋だっているのです。
ぽいぽいと部品をバックに投げ込んで。
こういうのは堂々としている方がバレない確率が高いんですよ!
ターゲット確認。
殺しがいが無さそうでがっかりする。
けれどお仕事だから、さっさとヤッて帰ろうっと。
気付いた店主をスパナで殴る。
もしかしたら死んじゃったかもだけど、尊い研究の犠牲と知れば、店主も喜んでくれるでしょう。
呆気なく、悪いおじさん死んじゃった。
おじさんの単価は100万円。
命って、安いね。
おや?誰かが追ってくる。
この部品は私のもの。
おじさんの仲間がいたみたい。
依頼はされていないけど、殺しちゃっていいかな?
何でもありの雑多な街で、少女と女性はそれぞれに追われている。
1人は研究のために部品を奪い、1人は依頼の為に命を奪った。
追われる女たちは必死に走る。
けれど、その顔には笑みを浮かべていた。
接点のない二人。
けれど罪悪感が全くないという共通点があった。
まだ改装されていない駅のトイレに眼鏡と少女はいた。
二人は無言で手を洗う。
血の匂いは、安っぽい備え付けの石鹸で消えていく。
互いに何も語らぬまま。
けれど互いに危ない人と思いながら。
二人は軽く会釈して、人込みの中に消えていった。
2節で、女生徒の服[祈祷] Bをゲット!
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